京表装による修復
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表装仕立直し 百年に一度の修理

文化財の修復は経験豊かな京都掛軸へ

京表装による荘厳は寺宝の待つ価値を復活させ、高めます。

なぜ表装するのか?

書の表装について

例えば、ここに一枚の書があります。この書があなたの書道作品のうちで練習作品のように一時的なものであるならば、 それはわざわざ高価な表装をする必要は無いでしょう。 仮に表装するとしても機械表装のようなもので充分でしょう。しかし、それが生涯の最高の作であったり、先祖伝来のものであるならば、 我々は京表装お勧めします。 なぜならば、京表装というものは経験を積んだ職人の手により数十、数百年後の仕立直しまでも考慮して、 末永く残していただくための表装だからです。

霊場掛軸の表装について

大きな苦労をかけて廻ってこられた霊場軸。霊場軸は満願後も皆様が巡礼した証としてお家に伝わっていきます。 それは各札所のご本尊をお迎えするということ。表装は寺院の本堂や内陣がそうであるように、荘厳であるべきと我々は考えます。 安易な機械表装では、仏様を飾るにはふさわしいとは言えないでしょう。あなたがもし、 仏様を荘厳するのにふさわしい仏表装を望むならば、我々は京表装をお勧めします。なぜならば、京表装というものは、経験を積んだ職人が 永年の知識を活かして、意味ある仏具に仕立てる表装だからです。

古書画の表装について

ある日、蔵を掃除していたら、埃の積もった古い掛軸が出てきた。ほかには扁額(門や室内などにかける細長い額)や屏風、衝立・・・。 どれも家の長い歴史を見守ってきたものたちばかりだ。できることなら、またきれいにして部屋や床に飾ってあげたいと思う。しかし、積年の劣化の具合からして再びきれいになるのか不安だ・・・。 京表装ならば、そういった古書画を再びよみがえらすことができます。もともと和紙や絹などは数百年ともいわれる耐用年数を持っています。 つまり、それは昔の先祖が子孫のために末永く残るようにと考えていたということ。しかし、残念ながら最近の作業効率のみを求める機械表装ではそれが不可能で、 古い掛軸を修復できる職人も大勢いるとは言えません。ご先祖が残してこられた古書画をもう一度、我が家のハレの日に飾りたいとあなたがもし思うなら、我々、京表装にお任せください。 熟練の技術と知識でもって、貴家の家宝をよみがえらせて見せます。

熟練の職人による掛け軸の表装

古くて、傷みのある掛け軸修復のお悩みを解消いたします。ご先祖様より伝えられた掛け軸をご子孫へ残す。 この重要な作業は、京表装の伝統を引き継ぐ、熟練の職人がいる、京都掛軸・杉本工芸へおまかせください。    

京表装とは

京都の文化は、仏教とともに発展、熟成されてきました。 なかでも表装は、伝統の職人技と、使用される高品質な材料(和紙など)が一体となった完成品で 「京表装」と呼ばれています。とりわけ裂地(きれじ・特殊な紋織物)は、地元西陣で本紙を 荘厳する最適な金襴(きんらん・金糸で折込文様を入れた織物)・緞子 (どんす・たて、よこ異色の練糸を用いて文様を入れた織物)、錦を使用しています。 日本を代表する織物の産地、京都西陣で掛軸文化の心を大切にした表具師の確かな 技になる掛軸は、質の高い逸品として変わらぬ信頼をいただいております。 何百年もの時を経た貴重な古い軸の修復は、経験を積んだ職人によって行います。 百数十年後の仕立て直しを考慮して行う作業だけに慎重に進めていきます。

一貫した自社工房製作

セキュりティー完備の自社工房内で製作します。工房の視察はいつでも受り付けております。

  • 表装工房に一度、見学に来てください。
  • 表装職人に一度、会ってください。
  • 表装材料を一度、確認してください。
  • 営業担当に一度、ご相談ください。
  • 技術を見て、作業工程を話し合っていただけます。

    専門家としての豊富な経験

    仏事掛軸の専門店として豊富な経験を活かし、数十年、数百年に一度となる責重な寺宝の 修復事業に責任をもって取り組みます。

    保存箱ももちろん自社製

    保存のために必要な桐箱、太巻芯も当店の京指物職人が担当します。 様式、機能性ともにこだわりぬいた形で製作します。

    書類作製もお任せ下さい

    教育委員会等へ提出する見積書、契約書、報告書の製作もお任せ下さい。 ただ提出するだけの書類ではなく、修復の貴重な記録として寺院に残していただける 資料を製作します。

    保存・収蔵もご相談ください

    修復した掛軸を残すためには、保存環境の管理が大切です。 掛軸のための保存棚など、状況に応じた方法をご提案いたします。
    京表装による修復をご希望の方は、お電話(075-417-6966)
    FAX(075-417-6965)
    メールにてお問い合わせください。

    京表装と機械表装の違い

    京表装・・・専用の糊で行う最後の裏打ちを「総裏」と呼び、宇陀紙という和紙を使います。 手漉きなので紙幅も限られており、一服の掛軸には、必ず数ヶ所和紙を継いだ跡があります。 手表装なので本紙(和紙・絹)の状態を各工程の度に確認して表装しておりますので本紙にやさしく、 半永久的に保存が可能です。

    機械表装・・・熱加工による表装で裏打ちには和紙ではなく、洋紙と接着剤を使用します。 百度以上の熱によって圧着させますので、繊細な本紙に大きな負担がかかります。 絹が黄変したり、描かれている絵や墨に含まれている膠が劣化し、長く保存できなくなります。一見「京表装」と同じ掛軸でも、 大切な本誌の寿命を縮めては表装する意味がありません。

    紙の寿命は和紙が千年、洋紙は数十年と言われる程で、 掛軸の裏側には京表装と機械表装の決定的な違いがあります。 古い掛軸・襖・屏風・衝立の仕立て直し承ります数十年を経た古い装いから新しい装いに変り、 また百余年の時を過ごします。

    日本を代表する織物の産地、京都西陣で掛軸文化の心を大切にした京表具の確かな技になる 掛軸は、質の高い逸品として変らぬ信頼をいただいております。何百年もの時を経た貴重な旧い (古い)軸の修復は、経験を積んだ職人によって行います。百数十年後の仕立て直しを考慮して 行う作業だけに慎重に進めていきます。

    緻密な作業 京表装と機械表装の違い
    京表装による修復をご希望の方は、お電話(075-417-6966)
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